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冨山さんの本紹介②

本日も冨山さんの本紹介。紹介する本は経営分析のリアル・ノウハウという本。

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冨山さんの本の魅力は概念や抽象的な議論だけで終わらないところ。実際の解析方法、現状に対する自分の見方、そして未来の予測をきちんと書いてくれている。いつも手の届かないかゆいところの言語化をしてくれて、なるほどねーとなる。

 

あとは僕のアウトプットのために内容を羅列する。

第一章 業界によって儲け方はそれぞれだよ、という説明。

たとえば電炉鉄鋼メーカーと高炉鉄鋼メーカーでは儲け方が違う。高炉はいわゆる”メーカー”に近くて、電炉は加工流通業に近い。高炉は装置の値段が高く、固定費が高い。そのため、売り上げを伸ばしていく必要がある。電炉はくず鉄を溶かして売る商売をしているため、くず鉄を集められる立地がいい。在庫もあまり持ちたくないので、回転率が勝負である。売り上げを伸ばすために規模を広げても利益率は変わらない。

 

第二章 P/LとB/Sを見て仮説を立てて、現場をよく見ると問題点がよくわかってくる。

会計はとんでもなくすぐれた発明である。よく見ると数値としてまずいところが見えてくる。そして、現場を見て問題点の解析について修正を加える。簿記の勉強はとても役に立つから、やるといい。

 

第三章 業種ごとの儲け方

第一章の説明をもっと詳しく場合分けして、それぞれにあった儲け方の説明。例えば、業界が成長途中か成熟段階にあるのかを考えることも大事。成長途中は垂直統合型モデルのビジネスがお手頃で品質のいい商品をつくっていくが(ユニクロみたいな)、成熟段階ではすり合わせする技術が容易な技術となっているので、個々の効率がものをいうようになり水平分業型がはやる。ほかにも第一章で説明をしたように売り上げを伸ばせば利益率も上がる傾向の業界と逆に下がる傾向の業界がある。

 

第四章 ①では事業を自分なりに数値化してみよう、あと②まとめ

①いきなり数値をみて利益率をはじき出してはいけない。自分のイメージできることに落とし込むこと。例えばトマト卸販売で年商40億円と言われてもピンと来ないから、トマト一つでの利益率や家庭での使用量から日に400件のスーパーを回っているぐらいでなければならない会社と想像していく。このとき、相場観を身に着けておくとためになる。②単品管理で現在をみること。現在の業界や他社の業績をよく見て、自分の会社にフィードバックすること。たとえば、インドの会社で人件費が安いから、欧州の会社はきっと赤字覚悟で、とか解析せずに一般論に落とし込んでしまうと思考停止サイン。海外の現地法人の決算を見ると開発費が0円とか見えてくることがある。

 

僕は現場の生産技術しかしたことないから、

・簿記の勉強と

・ITの基本知識

をいれなければ、いけないことがよくわかった。